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瀬谷区 意見広告

公開日:2020.11.12

小さな声を、聴く力! 令和2年第3回定例会より【2】 市政報告【17】
観光や芸術体験の充実を提言!
横浜市会議員 久保かずひろ

  • ICTによる無観客演奏のライブ配信

 10月の決算特別委員会で、文化観光局と消防局を担当し13項目52の質問提言を実施。文化観光局の内容を報告致します。

 私は以前より旧上瀬谷通信施設の跡地に、大規模災害発生時の広域活動拠点での防災・減災のまちづくり、豊かな自然環境やグリーンインフラの活用、スポーツ施設の設置、道の駅的な農業振興策などを主張。その結果、既に跡地の「土地利用基本計画」に組み込まれています。

●郊外部への誘客施策を提案

 観光産業はコロナ禍で厳しい状況ですが、昨年の相鉄・JR直通線に続き、2022年には相鉄・東急直通線も開通予定。瀬谷区など郊外部の沿線にも都心からのアクセスが向上します。

 そこでポストコロナを見据え、住環境とのバランスにも配慮しながら、「郊外部にスポットを当てた国内向け誘客施策も有効」と提案。局長からは「近年の横浜観光の傾向では上野東京ラインなど鉄道の相互直通と連動した伸びがあり、郊外部の魅力的な資源を紹介するウェブコンテンツやマップの制作など来訪につなげる方策も検討する」と明確な答弁がありました。

●観光調査の精度向上を

 観光における来街者の回遊性向上には、多くの人の情報を得る事が有効です。そこで、「AIビーコンなどの新技術を用いた調査を導入すべき」と提案。AIビーコンはスマートフォン利用者の行動を分析でき、旅行客の性別や年齢、居住地等も分析可能。コロナ禍の混雑回避による感染防止にも有用です。

 局長からは「AIビーコンを活用することで行動特性、滞在時間、移動傾向などが分析可能であり、NTT東日本と横浜観光コンベンション・ビューローがテストマーケティングを行う。その結果も踏まえメリット・デメリットを把握し今後の活用を検討する」旨と明確な答弁がありました。私は、この手法は本市全体のデータ分析にも有用と考え、積極的な導入を要望しました。

●外出困難な方に芸術体験

 瀬谷区には障がい者施設などが多くあります。コロナ禍の中ICT(情報通信技術)活用による、新たな取組が生まれています。そこで、今後の芸術フェスティバルにはICTを活用し、障がいの有無等に関わらず多くの方に文化芸術を体験する機会を広げるべきと、提案しました。

 副市長は「文科芸術にふれる事が難しかった方の取組に続き、今後もオンライン配信など最新のICTを活用し鑑賞機会を提供するなど、誰もが文化芸術を楽しめる取組を一層推進する」旨を答え実現に向かいます。

横浜市会議員 久保 かずひろ

市会議員室

TEL:045-671-3023

https://www.k-kubo.yokohama/

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