瀬谷小学校の１３０周年行事実行委員会の実行委員長を務める 平本 秀真（ほずま）さん 相沢在住 39歳
児童の思い出に残る年に
○…11月15日に創立１３０年を迎えた瀬谷小学校。２０１７年度から18年度までＰＴＡ会長を務めていたことから、実行委員長に抜擢された。委員会は18年度のＰＴＡ会員と教員を中心に約10人で構成。昨年８月から記念誌や航空写真撮影の準備を進めるも、新型コロナで予定変更を余儀なくされた。それでもメンバーと協議を重ね、無事に式典と集会を13日に開催。「手探りだったが、子どもたちの笑顔が見れて本当に良かった」と安堵する。
○…周辺地域に寄附などを呼びかけ、児童がデザインした記念Ｔシャツを在校生に贈った。自身も同校の卒業生で、３年生の時に創立１００周年を迎えており、当時について「航空写真を撮って楽しく過ごしていたかな。ぼんやりと覚えている」と笑う。それでも同窓会で旧友に会うと、その頃の話が尽きない。「大人になって振り返ったときに、友達とこんなことがあったねと話せる思い出を残してあげたい」。そんな想いを抱え、取り組んできた。
○…もとは薬剤師として働いていたが、現在は特別養護老人ホーム愛成苑の副施設長を務める。高齢者の受け皿として社会福祉法人を立ち上げると父から伝えられ、一緒に手伝うと申し出た。「平本家は先祖代々から地域の方と助け合ってきた。介護は誰にでも起こりうることで地域課題の一つとして貢献できれば」と信念を掲げる。
○…次は年度内の記念誌完成に向けて再び走り出す。３人の子どものうち、５年生と２年生の娘の「楽しみにしている」という声を受け奮起する。「瀬谷小の子どもたちのために、ご協力いただいた方々への感謝を忘れずに最後まで続けていく」--。いつか話す思い出が良いものになるようにと願いを込めて。
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