書家「宍戸 煬竹」として活躍する 宍戸 清信(せいしん)さん 下瀬谷在住 70歳
縛られず赴くままに
○…書家として、21世紀国際書展(2014年)の特別大賞やモンゴル日本友好国際藝術壁画展 (20年)の大賞を受賞するなど活躍。18年からは、東日本大震災で大きな被害を受けた出身地の宮城県丸森町などの人々を活気づけて、故郷を離れた人々が帰ってくるきっかけを作ろうという作品展を現地で続けている。先月29日から今月1日にかけて丸森町で開いた復興アート展では、当時の新聞記事を活用した作品などを展示。震災10年の節目を迎える生まれ故郷の復興を祈った。
○…地元の高校を卒業後、川崎市にある日本冶金工業(株)に就職。同社書道部の扉を叩いたのが、半世紀にわたる書道人生の始まりだ。気持ちの赴くままに筆を走らせて、文字を時に絵のように表現する独特の作風。創作スタイルも個性的で、人と対話しながら感じたことを書いたり、道具を持ち歩いて屋外で創作することも。「場所を選ばない。山の中だろうが、街のど真ん中だろうが、その時の気持ちを表現したい。いきなり書き始めるものだから、驚く人も多い」と笑う。
○…子どもは2人。4年前に亡くなった妻はクレイアートが得意で、植物などを模した作品が今も家を彩っており、「子どもの学校の時間や家事の合間に少しずつ作っていた」と懐かしむ。現在は創作しながら、同社の関連会社で働いたり、荒廃竹林の整備に取り組むNPO法人楽竹会の活動に汗を流すなど忙しい日々を楽しんでいる。
○…信条は「一生無冠」--。偉ぶらず、「平凡な毎日こそ最高の幸せ」だと言い、普段通りのことをコツコツと続けていく。「そうした毎日を積み重ねていけば、良い人や仕事に恵まれると思うし、良い人生になっていく」と穏やかな表情を浮かべた。
瀬谷区役所から防災・減災に関するお知らせ自宅が安全ならお家で避難が有効。自宅の安全を確保し、備蓄品を準備しましょう。下記動画もチェック。 https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/kurashi/bosai_bohan/saigai/t20230904115015761.html |
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