瀬谷区 コラム
公開日:2021.07.08
SDGs瀬谷区から未来を考えるvol.4
海岸ごみ問題に着目
瀬谷西高校(中屋敷)
今年度から「SDGs」をテーマに、独自プロジェクトを展開している瀬谷西高校。生徒有志で立ち上げたプロジェクトチームを中心に活動を進めている。その一環で、2年生と教員約300人が6月18日、「海の豊かさを守ろう」に関連して、鵠沼海岸(藤沢市)でビーチクリーンを実施した。
同チームは、2018年に由比ヶ浜海岸に打ち上げられたシロナガスクジラの子どもの胃からプラスチック片が見つかったことを知り、海岸ごみ問題に着目。実際の状況を知りたいということから、ビーチクリーンを発案したという。当日は、約5mmのマイクロプラスチックが海岸に無数に散らばっており、飲料キャップや洗濯ばさみのプラスチックごみが川を通じて海に流れ出ていることを学んだという。
ビーチクリーン発案にも関わった青木日和(ひより)さんは「砂粒と同じくらいのマイクロプラスチックの多さに驚いた。海岸ごみの問題は私たちの日常生活の問題でもあると感じた」と話す。島村美宝利(みほり)さんは「海岸ごみ問題だけでなく、日本や世界中にはたくさんの社会課題がある。解決に貢献できるように学び続けたい」と語った。
今後は様々な企業や行政と協働しながらSDGsの目標に関係する社会課題の解決を目指して学習していく予定。また、瀬谷区内や横浜市内にも目を向け、地域課題の解決にも取り組んでいくという。
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