瀬谷区防犯指導員連絡協議会の会長を務める 石川 英昭さん 瀬谷在住 74歳
いま出来る防犯活動を
○…瀬谷駅や三ツ境駅で特殊詐欺防止などのチラシやグッズを配布し、防犯啓発に取り組む瀬谷区防犯指導員連絡協議会。6月に各自治会や町内会での活動をまとめる会長に就任。コロナ禍で会員と会えない状況が続いている中でも、「特別なことはなくても、各エリアで仲間同士が仲良く、それぞれのペースで活動できるように携わっていけたら」と柔和な笑みを浮かべる。会員24人と共に歩みを進めていく考えだ。
○…新型コロナの影響で活動が止まっていた時期もあったが、昨年夏から再開。感染症対策をしながら、青色防犯パトロールもスタートした。週替わりで各地区の指導員がエリアを回り、防犯の呼びかけや見守りを行う。「感染拡大防止の視点からチラシ配りなどはまだお休み中だけど、各自で今できることを続けていく」と語る。普段の何気ない生活の中でも出来ることを模索する。
○…生まれも育ちも瀬谷区。子どもの頃は積極的に人前に出るタイプではなかったというが、30代から消防団に入団し、町内会の役員も務めてきた。そのきっかけは、地元の知り合いから誘われたことだったという。「気づいたらいつの間にか30年くらいずっと続いていて驚いたよ」と振り返る。退団後に防犯指導員となり、今年で約18年目に。人生の半分以上は地域活動に携わってきた。「こんな僕がここまで来たのは、良い仲間に出会えたからかな」
○…会員の高齢化が課題で若手の参加について考えを巡らせる。「なんでもやってみると案外面白いかもしれないし、良い仲間にも出会えるかもしれない」と語り、「そんなことを色んな人に伝えながら活動を続けていけたら良いな」――。そんな想いを胸に、新しいスタートを切る。
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