10月2日・3日に瀬谷公会堂で文化祭を開く瀬谷区文化協会の会長 小川 肇さん 下瀬谷在住 77歳
歩み止めず前へ
○…大きな節目となる50回目の瀬谷区文化祭。本来は昨年開催で、新型コロナによって中止を余儀なくされた。今も予断を許さない状況だが、「工夫しながら前に進んでいこう」と決意。出演者の待機場所を密になりやすい舞台袖から開けた観客席前方に移したり、マイクカバーを歌い手ごとに変えるなど工夫をこらす。「私たちは文化の伝道者。その役割を果たしたい」と意気込む。
○…約35年前に少林寺拳法の団体として同協会に入会。10年ほど前に第7代会長に就任してからは、会員増強に力を注ぐ。広報のチラシを作るなど精力的に活動し、フラダンスやカラオケ、折り鶴、ジャズなどジャンルのすそ野を広げてきた。また、幼稚園児や中学・高校の生徒を文化祭に招いたりと世代間交流にも意欲的。「ただ待っているだけでは駄目。色々な方法でアピールしていきたい」
○…同協会に加えて、横浜市武道連絡協議会の会長、NPO法人成年後見センターかけはし(大和市)の代表理事など様々な分野の長を担う。過去には横浜市PTA連絡協議会の会長を務めた経験も。一連の活動を支えるのは、約50年続けている少林寺拳法で鍛えた心と身体。40代から70歳にかけては武道専門学校の本部教員として全国を飛び回っていたそうで、「教えることが自分の学びにもなった」と語る。77歳となった今もスクワットやバーベル上げを続け、弟子と乱取りするなど心身を引き締める。
○…コロナ禍で懸念ししているのが、会員のメンタル。不安から気持ちが沈むケースがあり、対策として、感染状況を踏まえて定期的に集まりコミュニケーションする機会を設ける。「会員たちの心をしっかりつなぎとめていきたい」と組織力の維持に余念がない。
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