神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2021年10月7日 エリアトップへ

パーキンソン病と闘いながらウクレレ演奏などの地域ボランティアに励む 高橋 正幸さん 下瀬谷在住 75歳

公開:2021年10月7日

  • LINE
  • hatena

地元の輪に溶け込む

 ○…下瀬谷団地で見守りと助け合いを促す住民グループ「ふれあいネットワーク」や、下瀬谷地域ケアプラザのレコード整理ボランティアにパーキンソン病と闘いながら携わる。また、高校生の頃に始めたウクレレを地域の行事やサロンなどで披露することも。「『高齢者あるある』を歌詞にしたウクレレ漫談をやってます」。軽やかな南国の音色に独特なフレーズをのせて、住民に元気を届けてきた。

 ○…手足の動かしにくさや震えなどの症状が出るパーキンソン病と伝えられたのは50代後半。医師からは「10年後には寝たきりになる」と言われたが、現在も妻のサポートを受けながら地域活動に励む。「病気を理由にして家に引きこもるより、地域に出て活動したい」と人とのつながりを重視。コロナ前に仲間と老人ホームで演奏会を開いた際には、聴衆から激励の言葉を掛けられたことも。「好きなことを一生懸命続けてきて良かった」と笑う。

 ○…伊勢原市出身。米や柿などを作る農家に生まれた。高校卒業後は金融機関に47年間勤務。法人営業のほかに、瀬谷支店の立ち上げ準備にも携わった。区内には20代後半から暮らしているが、地域に出るようになったのは定年後だという。「入社直後に社内バンドを組んでウクレレを披露してきたけど、途中から仕事が忙しくて離れていた時期もあった」と振り返る。

 ○…ボランティアに加え、定年後は相撲甚句や囲碁にも挑戦するなど多趣味な面も。地元の輪の中に入りたいと活動を続けるも、まだ入りきれていないといい、「私のことを知らない人はまだ多い。ウクレレや下瀬谷団地のことなら高橋と言ってもらえるようになれたら」--。地域に溶け込むために歩み続ける。

瀬谷区版の人物風土記最新6

横山 悟さん

「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」の取りまとめを担う

横山 悟さん

三ツ境在勤 62歳

3月28日

牟田 茂男さん

福島第一原発事故を題材に、絵本の原画展を開催している

牟田 茂男さん

旭区善部町在住 73歳

3月21日

石坂 幸子(こうこ)さん

創立40周年記念コンサートを開く、女声合唱団「せやあじさいコーラス」の代表を務める

石坂 幸子(こうこ)さん

阿久和南在住 86歳

3月14日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

下瀬谷在住 38歳

3月7日

阿久津 修さん

厚生労働大臣表彰を受けた瀬谷北部地区民生委員児童委員協議会の会長を務める

阿久津 修さん

上瀬谷町在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook