瀬谷区 人物風土記
公開日:2022.08.18
瀬谷交通安全協会の会長に就任した
相澤 暁三さん
阿久和西在住 74歳
通常に戻すことが役目
○…「わたしの役目は事業を通常通り再開させること」。コロナ禍のため協会の活動は2年間以上、中止、延期が繰り返された。「園児や児童に行う交通安全教室も、イベントでの交通整理もほぼ中止。少しでも開催できれば」と意気込む。
○…地元阿久和出身。「当時は家も少なく、田んぼや畑ばっかり。いたずらっ子で駆けずりまわって遊んでたよ」と懐かしむ。中学の時は陸上、野球、バレーボールに熱中。100m走とバレーボールの試合を一日に掛け持ちしたことも。高校卒業後、デザイン学校へ。「デザイナーになりたかったのかな。あんまり覚えてないな」と笑う。内装業社に就職。とにかく忙しい日々を過ごし、「働きながら、他の現場から助っ人を頼まれたりね。仲間もできて自分でやったほうがいいな」と42歳の時に独立。その後20年間、社長として現場を仕切った。
○…交通安全協会には、地元の先輩の誘いで入会。「断り切れなくてね」と笑う。地元神社の総代としても地域と関わる。「昔からという人は少なくなったけど、生まれ育った場所だからね。誰かがやらないとね」。今年5月にヘルニアが悪化し入院、手術を受ける。「歩けるようになったから、前倒しして退院させてもらったけど、リハビリをしっかりやっておけばよかった」とちょっと後悔。
○…退職後、続けているのが仏像彫り。1日に1時間ほど、千手観音や不動明王などを彫り進める。「1年でやっと10体くらい。『欲しい』という人にあげちゃうから、何体作ったか分からないな」。残念なのはゴルフができないこと。仲間とも2年以上行っていない。「リハビリ頑張って、コースを回れるようになるのが今の目標」とニッコリ。
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