瀬谷の魅力を発信する市民団体「マッチメディア瀬谷」の代表を務める 北薗 航平さん 西区在住 25歳
育った街の魅力を発信
○…「区民も気づいていない瀬谷区の魅力を発信出来たら」。昨年４月に瀬谷区で生まれ育った仲間３人で「マッチメディア瀬谷」を立ち上げた。「５年後には花博が開催され、世界から注目される都市になるはず」と未来に期待を寄せながら、「自分たちが好きな街を多くの人に知ってほしい」と話す。
○…瀬谷区瀬谷生まれ。中学、高校時代は水泳に熱中。自由形で県大会に出場した。「水の中って、とても静かなんです。集中できる環境が好きだった」と振り返る。大学のゼミで人々の交流やつながりを促進する「コミュニティデザイン」を学ぶ。東日本大震災の被災地で、地元の中学生と新しい公民館づくりのワークショップなどを行った。「人とのつながりも興味深かったが、人が集まる場所、建物に関心が移って」と、不動産会社に就職した。
○…就職をきっかけに初めて瀬谷区の外で暮らすようになり、改めて「瀬谷っていいところだな」と感じて、幼馴染みと話しているうちに、「自分たちで発信したい」とネット上で記事を配信するネットメディアを設立。「初めは人と会って話を聞くのも恐る恐るで」と話すが、今では輪も広がり、「色々な人と会い、取材できるのは楽しい」と笑う。
○…３年前に大学の同級生と結婚。「社会人になって少しずつ、できることが増えてきた。会社の期待に応えつつ、自分も成長していきたい」と意気込む。今後は「仕事の幅が広がり、部下ができたり、家族が増えたりと、変化するライフステージを楽しみたい」と話す。休日は始めたばかりのゴルフに精を出す。仕事もオフも充実した日々で、「まだ何も完成していないが、仲間と一緒に実現するのがうれしい」とニッコリ。
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