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瀬谷区 人物風土記

公開日:2022.10.06

瀬谷茶華道協会の代表を務める
齋藤 扇玲さん(本名:齋藤律子)
南台在住 66歳

継続の力と新たな挑戦

 ○…「これまで副代表を務めていたが、代表になると責任の重さが違う」と話し、「全体を見て動きたい」と抱負を語る。今年6月に瀬谷茶華道協会の代表に就任。10月9日から11日まで長屋門公園で生け花の展示、お茶席などを開催。「就任後、初めてのイベント。多くの方に来てもらいたいです」

 ○…瀬谷区生まれ。生け花との出合いは中学生の時、友人に誘われて近くの教室に通ったことが始まり。モノを作ることが好きだったこともあり、「私に向いている」と感じた。きれいに咲く花に手を加え、新たな価値を生み出す生け花。「同じ花材でも、生ける人の思いで、それぞれ違った作品になる。私自身もその時々で変わるから不思議」と話す。中学生以来続けてきた理由を「教室のみんなとワイワイするのが好きなのかな」と笑う。

 ○…自然と生け花が周りにあった。母親も生け花をたしなみ、家の中にはいつも花が生けられていた。中学生で始めるときも応援してくれた。結婚後も義母と一緒に庭木を育てて、花材として使用してきた。「庭で育ったソテツはお気に入り。よく展覧会の作品に使います」と話す。

 ○…会の代表として「継続することが大事。裾野を広げて、会員を増やさないと」と意気込む。子どもたちの体験教室にも力を入れ、「私が中学生で感じた思いを、子どもたちにも感じてもらえれば」。生け花と同様に力を入れているのが写真。流派の写真教室に通い、展覧会などでの作品を撮りためている。「視点の違いで作品も変わることを知った」と新たな魅力を得る。「生け花は枯れてしまうから、作品が残らないの。みんなの作品を残せるのは写真だけだから、もっとうまくなれれば」

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