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瀬谷区 コラム

公開日:2023.02.16

エノキタケ文:山村卓也(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同)
瀬谷の生き物だより 157

 「エノキタケが身近にあるのはご存じですか?」 「あの白くて細長いキノコで、歯ごたえもあり、誠に美味しい」。

 実は販売されているエノキタケは暗い屋内栽培の人工キノコで、そのため真っ白だ。天然のエノキタケは栗褐色で、傘は大きく直径4〜5cmあり、柄は黒褐色で短い。切り株や落ち枝から株状に発生する。

 見付けても食べるのは、ちょっと待ったほうが良い。エノキタケによく似た褐色のキノコはたくさんある。有名な毒キノコのニガクリタケもよく似ており、間違えると生命を落とす危険がある。自然界のキノコは観賞するだけにして、食べないのが原則である。

 エノキタケは秋のキノコシーズンが終わった冬から出始め、雪の中からも元気よく生えるので、「ユキノシタ」の別名もある。今冬は鶴見区や泉区、緑区、瀬谷区で2カ所、合計5カ所の林でエノキタケに出会った。

 冬にキノコを見つけたら、それは貴重な天然のエノキタケであるかも。

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