瀬谷区民文化センターあじさいプラザの事業責任者を務める 不動田 善宣さん 瀬谷在勤 38歳
「変わったこと」追求
○…1周年を迎えたあじさいプラザ。年間の事業計画を立てる責任者として初年度は模索する日々だったというが、イベントの来場者は多く、音楽多目的室の利用も約70%に上るなど手ごたえを感じている。3月17日から開かれる「プラザ・アートウィーク」では、市民公募展を行う。発表の場が少ない個人に焦点を当てたもので、「そうした方々の作品を区民に知ってもらう機会になれば」と期待する。
○…約5年前にビジネス関連のイベント会社から、区民文化センターの指定管理などを手掛ける(株)神奈川共立に転職。これまでに鶴見区や栄区の施設で経験を積んだ。事業責任者という立場は同プラザが初。「変わったことがしたい」とスタッフたちとともに、聴く機会の少ない楽器をチョイスしたり、擬態や日めくりカレンダーといったユニークな展示を企画するなど独自性を追求してきた。来場者アンケートでは「瀬谷区でこういうのが聴けるんだ」という声も挙がっており、「生の声を知ることが何より楽しみ」と喜ぶ。
○…鶴見区で生まれ育つ。中学・高校で吹奏楽部に所属し、音楽をより学びたいと音楽大学へ。共立に転職したのも知識や経験を活かしたいと考えたから。今は演奏活動こそ疎遠だが、裏方として音楽に関わる。趣味は野球観戦。横浜DeNAベイスターズのファンで、球場に足を運ぶ。
○…2年目に入り、「あじさいプラザの認知度をよりアップさせたい」と意気込む。注力したいというのが区民文化センターで最大規模の広さのギャラリーの利用促進で、多くの人が使いやすい方法を検討中だ。自主事業にも意欲を見せており、「東京でないと楽しめないようなユニークなものを企画していければ」とアイデアを練る。
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