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瀬谷区 人物風土記

公開日:2023.03.23

横浜スポーツ表彰でスポーツ功労賞を受賞した
早川 俊行さん
瀬谷在住 72歳

スポーツの楽しさを拡げる

 ○…「長年、スポーツのことをやってこれたのは家族のおかげ。感謝の気持ちしかないよ」。30歳の時に陸上審判の資格を取り、以来40年以上地元のスポーツ活動を裏方として支えてきた。「スポーツはいいよ。自分でするのも応援するのも。みんなが楽しめれば」と話す。

 ○…長野出身。スポーツが得意で「走るのが速かったな」と振り返る。バレーボールなど球技も楽しんでいたが、中学、高校では陸上部に所属。3千m、1万mを得意にした。就職のため横浜に越した後も、陸上を続け青梅マラソンなど市民ランナーとしてチャレンジ。ゴールまでにタイムリミットがある富士登山マラソンでは完走するまで5年かかった。「悪天候で途中中止もあったし、ゴールまであと数秒でタイムアップという時もあった」と懐かしむ。

 ○…「人のために働きたい」と就職は横浜市消防局へ。レスキュー隊や救急隊にも所属。様々な現場を踏んだが、一番心に残っているのは東日本大震災。けがをしたため、同僚たちの活動を病院のベッドの上で聞いた。「何で大事な時に」と悔やんでも悔やみきれなかったという。

 ○…30歳のとき、体力の限界を感じ、「自分でやる競技は終わり」と市陸上協会に入会。大会準備や競技審判など運営側に回った。年間60回ほど大会があり、土日や長期休暇は家を空けることが多かった。「娘2人のうち、授業参観に出たのは1回だけ。部活で県大会に出た時に応援したのも1回だけ」と頭を掻く。定年退職した今は畑仕事が生活の中心。「最初は間引きも知らなくて、ヒョロヒョロな大根しかできなかった」と笑うが今は立派な野菜を楽しみに待ってくれる人も多く、「嬉しいね」とニッコリ。

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