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瀬谷区 人物風土記

公開日:2023.06.08

国交大臣表彰を受けた本郷せせらぎ愛護会の会長を務める
広瀬 三千洋(みちひろ)さん
本郷在住 71歳

楽しみながら景観守る

 ○...瀬谷中央公園近くの大門川と大門川せせらぎ緑道の清掃や除草、アジサイとサツキの手入れなどを行う本郷せせらぎ愛護会。1997年から続けてきた活動が認められ、第34回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰をこのほど受賞した。「会を立ち上げた人たちの意思に思いをはせ、受け継いだ河川の景観を守り続けてきた結果」と語る。

 ○...定年後の2012年頃、同会の先代会長に誘われて入会。父や伯父が自治会活動などを行っていたため、自身も仕事が一段落したら地域参加したいと考えていたそうで、この時期にスポーツ推進委員なども始めた。6年ほど前に会長就任。アジサイの名所として知られる緑道の景観を守るため、本やインターネットからも積極的に知識を吸収するなど、準備や工夫を重ねている。

 ○...瀬谷区で生まれ育つ。大学卒業後は相模原市の中学校で教鞭をとった。また、バレーボール部の顧問として土・日も部員を指導するなど多忙な日々を過ごしたという。現在も非常勤講師として教壇に立っている。家族は同じく教師の妻と3人の子どもと4人の孫。「若い頃は通勤に相模原まで15Kmの距離を自転車で走破していたよ」と話し、今でも週4日ほどジムに通うなど身体を動かすことを好む。

 ○...会の活動は教育と通じる部分があるという。「勉強も活動も楽しくないと。道筋を立てて試行錯誤を続け、成功したら嬉しいし、失敗しても次の手段を考えたら良い」。活動では会員が達成感を得られるよう作業計画を組む。今後の課題は会員拡大で、ポスターによるPRや活動に興味のある人への声かけなどを行う。「次の世代に自分たちの取り組みをつないでいきたい」と、日々試行錯誤している。

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