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瀬谷区 人物風土記

公開日:2023.06.22

5月15日付けで瀬谷区薬剤師会の会長に就任した
久保田 充明さん
阿久和東在住 49歳

区民に身近な薬局へ

 ○…薬局29店舗、個人73人の会員で構成される区薬剤師会。瀬谷フェスティバルなどで健康維持を啓発するほか、会員は地域ケアプラザの運営委員や学校薬剤師なども担う。ここ3年間はコロナの影響下にあったが、今年度は活動を広げる意向。構想の一つが薬物乱用防止。薬を過剰摂取するオーバードーズが社会問題になるなか、「私たちに求められる役割も大きい」と、地域団体と協力しながら区民に呼びかけていきたい考えだ。

 ○…瀬谷区と旭区で薬局を運営する(株)カワセで、総務や企画運営を担う本部長として働く。区内店舗の店長だった時期もあり、「病気などで困っている人の役に立つことができる。『ありがとう』と言われた時が嬉しい」と薬剤師としてのやりがいを得てきた。県と市の薬剤師会でも、常務理事と副会長をそれぞれ務めている。行政や法律と向き合うことが多い両組織と比べると、区薬剤師会は「地域の皆さんと深く関われるのが大きな魅力」という。

 ○…長野県の出身。妻と2人の子どもがおり、家族でキャンプに行ったり、ダーツで遊ぶことが貴重な息抜きの時間。仕事を通じて、子育て世代や障がい者などを支援するさまざまな団体と接点を持つ。活動の原動力の一つが、中学生になるダウン症の子どもの存在。「娘が大きくなった時に自分らしく暮らせるような環境を作れたら」と、日々精力的に行動する。

 ○…「薬局をファーストアクセスの場所にしたい」――。病院の処方箋に基づき薬を調剤する医療の”ラストアクセス”ではなく、予防の段階から住民の健康に関わることを目指す。「何か困った時にフラっと立ち寄り相談してもらえるよう、区薬剤師会としても取り組んでいきたい」と意欲を見せている。

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