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瀬谷区 人物風土記

公開日:2023.07.13

6月2日付けで(一社)横浜市瀬谷区医師会の会長に就任した
武岡 裕文さん
瀬谷在勤 48歳

多様な組織を目指す

 ○…休日急患診療所での救急診療や訪問看護ステーションの運営などを手がける瀬谷区医師会(会員数96人)。今年度は理事を12人から14人に増員。女性理事が増え、経験豊かなベテラン医師も名を連ねるなど年齢や性別の垣根を越えた組織づくりを目指す。「さまざまな意見が出てくる、これまで以上に風通しの良い医師会になれば」と柔和な表情で語る。

 ○…海老名市の出身。産婦人科医の父親の姿を見て、「人の役に立つ仕事がしたい」と小学生の頃には漠然と今の道を志していたという。聖マリアンナ医科大学を卒業後、同大学病院での勤務を経て、2012年に瀬谷で武岡クリニックを開院した。診療で心がけていることは患者にリラックスしてもらうこと。「体調が優れないなかで通院するだけでも大変。その上、緊張しながら診察を受けるとストレスも溜まってしまいます」。その気持ちを解きほぐせるよう、柔らかな物腰で患者と接する。

 ○…30代からの趣味がミュージカル鑑賞。コロナ禍で疎遠だが、勤務医時代は月2、3回劇場に足を運んでいた。お気に入りは、エイズなどの社会背景を踏まえながらニューヨークの若者たちが懸命に生きる姿を描く「RENT」。「音楽とダンスがマッチしていて格好良い」と、舞台に加えて映像作品を何度も観るほど好きだという。

 ○…5類に引き下げられ、新しい段階に移行した新型コロナ対応。その一方で、感染が再拡大しつつあり、「市医師会と連携しながら備えていく必要がある」と気を引き締める。防災も重視しており、区役所などと協力して訓練や備品の充実に取り組んできた。「引き続き対策を進めていきたい」と、新型コロナから災害対応まで幅広く区民の健康を守っていく。

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