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瀬谷区 人物風土記

公開日:2023.08.03

7月1日付けで瀬谷区歯科医師会の会長に就任した
綱島 裕之さん
中央在勤 58歳

「生き生きとした暮らしを」

 ○…毎年6月の歯と口の健康週間に合わせた啓発や、口腔がん検診などに取り組む瀬谷区歯科医師会(会員数47)。新会長として「区民の皆さんがご飯をしっかり食べて、生き生きと暮らせるように支えていきたい」と意欲を見せる。

 ○…祖父や父親の兄弟など親類に歯科医師が多く自然と同じ道を志した。神奈川歯科大学を卒業後、勤務医を経て、1996年につなしま歯科医院を中央で開院。患者の年齢層は幅広く、特に子どもを診る際は時間をかけて安心してもらえる関係作りを目指す。最初は医院の入口、次は待合室、そして治療室と段階的に慣らしながら通うケースも。根気が必要だが、「無理して治療すると『歯医者は怖い』って思われてしまいます。最初が肝心なんです」と柔和な表情で説明する。こうした治療を長年続けて、嬉しいこともある。通院していた子どもが大きくなり、社会人になったことや、結婚したことを教えてくれる時だ。「歯科医師で良かったと強く思う瞬間ですね」

 ○…生まれは東京都で、今は泉区に暮らす。高校・大学時代はラクビーに打ち込んだ。ラグビーは今も続けており、大学の仲間と大会に出ることも。コロナ禍で近年は大会から遠ざかっているが、今も筋肉トレーニングやランニングを欠かさない。走る時の相棒は愛犬のモナカ。「どこいく時も一緒なんです」

 ○…社会の高齢化が進行するなか、区歯科医師会として高齢者をいかに支えるかが課題の一つ。寝たきりなどで通院できない人もおり、訪問診療の充実を目指す。障がい者支援も重要なテーマだという。障がいは様々で、治療にも工夫が求められるが、「まずはしっかり話を聴くこと。そこがスタートです」と耳を傾けて寄り添っていく。

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