怪獣をテーマにしたプロレス団体を9月に立ち上げる 矢口 壹琅(いちろう)さん 阿久和東在勤
諦めない大切さを知って
○…プロレスラー歴30年。9月に怪獣をモチーフにした怪獣プロレスを都内で立ち上げる。「怪獣は日本が創り上げた世界に誇るコンテンツ。それに日本スタイルのプロレスを組み合わせた迫力のモンスターバトルで多くの人を楽しませたい」と熱意を見せる。
○…浅草出身。幼少期はプロレスの黄金期で「幼い頃の私から見たレスラーたちは、まさに怪獣そのものだったんです」と、その強さに憧れを抱いた。以来、レスラーを志すも高校時代に腰の持病で断念。もう一つの夢であるミュージシャンを目指しアメリカに留学し、帰国後はゲーム音楽などを手がけていたが、趣味で行っていたサンボの世界大会で4位に。その実力でプロレス団体にスカウトされた。「一度断念してしまった夢が向こうからきてくれた。諦めないでよかった」と笑顔。
○…20年前に横浜に移り住む。「新しく来た人も、ハマッ子として迎え入れてくれる、懐の深さが良い」と魅力を語る。パーソナリティを務めるラジオ番組が全国112局ネットで放送、大河ドラマ真田丸に役者として出演するなどマルチに活躍。現在は町田や三浦などで各地の名産品や名所をモチーフにしたまち元気プロレスを計画し、一丸となって地域を盛り上げ。自宅の中区と仕事場の瀬谷区を行き来する日々を送る。
○…「最近はプロレスを知らない子どもが増えた」というが、家族で興業を見に来た子どもが、試合後に目を輝かせながら帰る姿を「ドラマティック」と嬉しげに表現する。「プロレスラーはやられても何度でも立ち上がる。諦めないことの大切さを見せていきたい」――。強大な相手にも臆さずに立ち向かう姿を見せ、人々に勇気と元気を送り続ける。
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