●高齢化対策が急務

　市営住宅は入居者の半数が高齢者であり、入居者による共益費の戸別徴収や草刈り樹木の管理、清掃などが担い手不足で困難になっている現状を繰り返し訴えてきました。併せて、神戸市の事例を挙げるなどして、早期にそれらの負担軽減を図るよう求めてきた結果、令和４年第４回市会定例会での「市営住宅条例改正」によって、団地の希望に応じて、市が共用部分の代行管理と共益費の徴収を行う「新たな制度」が開始される運びとなりました。

●説明動画を提案

　しかし、新制度のメリットや仕組みが十分に伝わっていないとの声を頂き、デジタルツールを活用した説明動画の作成などを提案。市は、制度の概要をまとめた資料動画のＤＶＤを作成して、全ての管理運営委員会に配布すると応じました。

●共益費の負担軽減を

　新制度が共益費の値上げにならないようにコスト抑制を求めました。市は「清掃代行のコストは業務内容・範囲、作業スケジュールの効率化を徹底して抑制する。代行管理メニューの計画作成には負担可能な金額のプランや見積額を提案し、満足度の高い内容として支援していく」とし、令和６年12月からの開始も可能とすると応じました。

●募集区分の見直し

　現状の募集方法では、エレベーターがない住宅に当選しても２階以上のために辞退された方々がいます。私は「市全域区分での高齢者向けの募集形態から２階を除き、１階の居室かエレベーター付き住宅に限定すべき」と提言。市から「市営住宅等入居者選考審議会に諮り検討していく」との答弁を引き出しました。

●市営住宅の脱炭素化

　強く推進してきた照明のＬＥＤ化や太陽光発電設備の設置についても取り上げ、市が早期実現に向けて取り組んでいることを確認しました。

まちかどホットライン●横断歩道の整備

　「三ツ境駅北側入口交差点」の横断歩道３カ所の舗装を整備しました。

横浜市会議員　久保　かずひろ

市会議員室

TEL:045-671-3023

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