横浜市の外国人人口は２０２２年に10万人を超えました。瀬谷区に暮らす外国人も約２２００人（23年）と５年間で30％増えており、外国人に”やさしい街づくり”を進める必要があります。

　昨年に瀬谷区が実施した意識調査によると、今の生活に満足しているという外国人は８割を超えています。その一方、税金や年金といった公共サービスに関する制度・手続き、外国語の情報の少なさなどが困り事や心配事として挙げられました。地域との関わり方はは、「道で会えば挨拶するぐらい」という回答が約40％を占め、より交流を図る必要性が浮き彫りとなっています。

　瀬谷区では日本語ボランティア入門講座や文化体験イベントなどを開くほか、区役所窓口で多言語対応を行うなど取り組みを強化しています。

ムンバイやネパールと友好深め

　私はこれまで横浜ムンバイ友好委員会の委員長を務め、交流を進めてきました。また、横浜ネパール友好委員会の委員長として、１９９２年には消防車や救急車を贈る活動にも携わり、コイララ首相（当時）ともお会いしました。市内在住のネパール人は年々増え、現在では約６５００人が暮らしています。

　私は引き続き、在住外国人の皆さんが「横浜市や瀬谷区に住んで良かった」と思える街づくりを目指して尽力していく考えです。

花上喜代志

瀬谷区三ツ境174-37

TEL:045-363-9749

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