交番に勤務する警察職員の活動の中に、一般家庭や事業所などを訪問し、犯罪や事故の注意を呼びかけたり、警察への要望、意見を聞く「巡回連絡」がある。
戸塚警察署では現在、各家庭を訪問した際に、住所、電話番号、家族構成や非常時の連絡先(勤務先、学校、実家)などを記入する「巡回連絡カード」を配布し、記入と提出を呼びかけている。記入された情報は迷子や高齢者を保護した時や、震災や事件などの非常時の連絡に役立てられている。同署によると、記入は任意のため、「カードがどういうものかよく分からない」「情報を預けるのが不安」などの理由で断られる場合もあるが、これまで「多くの人」が協力しているという。
戸塚区内で同カードが活用された例としては、一人暮らし高齢者の安否確認がある。「老人の姿を最近見かけない。安否確認をしてほしい」という隣人からの連絡で警察職員が高齢者宅を訪問。姿を確認できなかったため、同カードに記入されていた親類宅に連絡し、外出していただけで無事であることを確認した。
同署は「いざというときに自分自身の役に立つもの。マンションも一軒一軒回っているので、ご理解とご協力を」と話している。
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