公益社団法人日本けん玉協会戸塚支部、けん玉倶楽部「球翔(きゅうと)」代表の 中村 茂樹さん 深谷町在住 64歳
けん玉は平和の響き
○…「『あわてない』、『あせらない』、『あきらめない』。これはけん玉をやる時の鉄則。これを守りさえすればけん玉は上達する。また人生においても同じ事がいえる」――。11月8日(土)午後2時から午後4時30分にとつか区民活動センターで行われる、けん玉道入門の講師を務める。活動を「生涯スポーツとして健康増進」、「子どもたちの健全な心の発達の育成」と位置付け、けん玉の伝承、普及を目的として活動をしている。「けん玉は目、頭、身体を使うから機能回復のリハビリにも向いている、膝の動きが大事なんだよ」と一度けん玉の話になると夢中。
○…町工場で7年修行し、その後自動車のディーラーで車の整備士を25年、また車の登録関係を10年という経歴の中には結婚前は毎日浴びるほどお酒を飲み、二日酔いになりがら会社にいったという過去も。「そういう時代だった」とどこか哀愁が漂う。結婚した後は息子と娘の子宝に恵まれる。今は2人とも親元を離れて、孫ができ「時々けん玉を教える」と世代を超えた「けん玉コミュニケーション」になっている。
○…趣味はけん玉以外にも「広く浅く」をモットーに鉄道模型製作、そば打ち、油絵、ボランティア、サイクリング、釣りと多趣味。釣りについては「釣れればラッキー、釣りする時に飲むビールが至福の時」と目じりを下げる。趣味は気分転換であり、ストレス解消という。これからも新しいことにチャレンジしていく姿に変わりはない。
○…けん玉は認知症の予防にもなり、機能回復のリハビリ、根気の養成になると睨み、可能性を見出しけん玉を広める活動を続ける。広めていく上で「スポーツとして捉えて欲しい。仲間との連帯感もあるし達成感もある」と。「やる気のある人はできる方法を考える、やる気のない人はできない言い訳を考える」という言葉が座右の銘と話し、「けん玉の響きは、平和の響き」と締めくくった。
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4月18日