「ねえねえ、学校に好きな子はいるの」。「うん、いる!」「それってどんな男の子?」…上矢部地区センターの和室で見られた、ある女子中学生と女子小学生のやりとりだ。
この日同センターで行われた「月イチカレー」には約50人の子どもが集まった。ボランティアがカレーを作り、近隣から集まった小中学生に配る。子どもたちは甘めに作られたカレーをおいしそうに食べながら学年を超え会話を楽しんでいた。ふたりの娘と訪れた母親は「ふだん遊べない友達とも遊ぶことができる、いい機会だと思う」と話す。
活動の中心はセンターを運営するNPO法人「みんなのまちづくりクラブ」。両親の帰りが遅い子どもたちを見守る場所を作ろうと今年4月に開始した。
発案したのは同センターで料理サークルを開いている石川礼子さん。かつて飲食店を経営しながら子育てをしていた頃、地域の人に子どもの世話などで助けてもらった経験がある。子育てがひと段落し「地域に恩返ししよう」と思い立った。
同センター館長の高橋寿子さんは「子どもたちにとって楽しみな場所になれば」と話す。現在、カレーの具材になる野菜の提供やボランティアを募集中。問い合わせは同センター【電話】045・812・9494へ。
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