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お墓の継承問題 今、「墓じまい」を問う!?
先祖から伝わるお墓を撤去し、墓地を返還する「墓じまい」が、近年マスメディアで多く取り上げられるなど、注目を集めている。「『墓じまい』の相談に来る方は、ご先祖や家族を大切に思っている方が多い。やむを得ない事情があっての考えだと思うので、まずは話を聞かせて欲しい」と語るのは戸塚の老舗石材店(創業昭和7年)、(株)石半の縄嶋社長だ。戸塚の墓じまいの現状を聞いた。
後継者がいるのに「墓じまい」?
墓じまいを考えるのは「独身」や「子供がいない夫婦」など、後継者がいない場合だと思われがちだ。「確かにそういった方も多い。しかし、それにも増して『子どもに将来負担をかけまいと心配する夫婦』からの相談が増えている」と縄嶋社長は話す。
「娘は嫁いでいる」「遠方に住んでいる」「墓地の手入れが大変で子どもが嫌がる」「子どもはお墓や供養のことに関心がない」といった理由で、墓じまいを考えるのだという。縄嶋社長は「『子どもに迷惑かけたくない』というのが皆様共通のお気持ち。ただ、墓じまいをすることで、次の世代にかえって負担が掛かる場合もあるので、しっかり理解して慎重に考えて欲しい」と呼び掛ける。
個人の墓を手放してしまうと、今後家族に不幸があるたびに遺骨の納骨場所を探さなければならない。「永代供養墓は家族単位ではなく、一霊あたりの供養のため、費用もその都度掛かってしまう」と縄嶋社長。「そのため、雑草などが生えないように墓地を綺麗に整備してお墓を残してあげたほうが、子どもにとって有難いこともある」と話す。
墓じまいしなくて済んだ事例
縄嶋社長によると、話をする中で「墓じまい」を思いとどまる人も多いという。
例えば「嫁いだ娘しかおらず、墓じまいをしたい」という相談に訪れた夫婦。墓石の「○○家之墓」という文字を「先祖代々之墓」に彫り直すことで、「娘にも違和感なくお墓を継承できる」と納得し、墓じまいを思い直したという。「工事費用も、墓じまいをするよりも低価格で済みましたので、大変喜んで頂きました」と振り返る。
また、子どもでなくても、孫や甥、姪など親族に墓を継承した事例もある。「『娘には嫁ぎ先のお墓があるが、孫が継承したいと言ってくれた』とご報告頂いたこともあります」と縄嶋社長。「ご家族によって色々な事情があるので、損得では決められないこともあります。まずは石材店や寺院に電話やメールでご相談をしてみては」と話す。
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4月18日