明治学院大学戸塚まつり準備会代表の 飯島 健太さん 戸塚町在住 20歳
笑顔をあつめて成功へ
○…明治学院大学で5月25・26日に行われる「戸塚まつり」。今年の準備会の代表として約50人のスタッフをまとめる。イベント規模からすれば決して多いとは言えない人員だが、力を合わせて取り組んできた。「今年のテーマは”ピース”。戸塚まつりを完成させるための最後のピースは来場者の笑顔。ぜひいらしてください」と力強い。
○…今回の目玉は、東日本大震災の復興応援を目的とした東北物産展だ。小学6年生のころ仙台市で被災した経験から「横浜からできることもあるのではないか」と自ら企画。発生時は卒業式の練習のため体育館にいた。「まさに地面が跳ねるような揺れ。恐怖だった」。自宅は被害を免れたが、母方の祖父母と叔父が津波のため亡くなった。その経験はのちの人生にも影響。高齢者の災害時避難について考えるため、社会福祉学科で福祉の学びを深めている。
○…「子どもの頃は目立つのが苦手だった」という。転機は中学1年生のころ学級委員長に推薦されたこと。「最初は嫌々だったが、教師に頼られるのが嬉しくなって」。その後何度も学級委員長を務め、クラスの誰もが輪に入り笑顔になれるよう力を注いだ。その経験は代表の仕事にも生きているという。憧れの存在は郷ひろみさん。「63歳の現在も妥協しないパフォーマンスで音楽界をけん引している。憧れます」。イベントを無事に終えライブに行くことが「自分へのご褒美」だそう。
○…「地域に開かれたイベント」をコンセプトとしていることから、地域住民と様々な交流を行ってきた。その中で見つけたのが公務員という夢。「80代、90代でも活発に活動される方と交流し、たくさんのことを学ばせていただいた」。恩返しの気持ちも込めつつ、戸塚まつりの成功を誓う。
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