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戸塚区版 公開:2020年3月19日 エリアトップへ

市立大生物学研究所舞岡産の麦使用 「春の風味」のビール完成

社会

公開:2020年3月19日

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ビール作りに携わった坂教授(右)と植野さん
ビール作りに携わった坂教授(右)と植野さん

 横浜市立大学木原生物学研究所(舞岡町)で栽培された大麦を使用したクラフトビール、「KORNMUTTER(コルンムッター) SAKURA」が3月13日から販売されている。春らしく桜餅風味のビールで、爽やかな喉ごしが特徴。好評を博しそうだ。

 同研究所が育てた大麦「ミカモゴールデン」という品種を使用し、クラフトビール製造会社のサンクトガーレン(厚木市)で製造されたこのビール。桜の花と葉を加えたことから桜餅風味となっており、”春らしさ”を味わえる一品だ。同研究所の坂(ばん)智広教授は「出会いや別れのシーズンである春に、お祝いなどで飲んでほしい」と話す。

今回までの道のり

 麦をはじめとする食料等に関する研究機関として知られる同研究所は、品種改良などの研究のため麦を栽培してきた。それを活用しようとするプロジェクトの一環として、地域と交流しながらビールをつくることで、麦や大学の魅力を発信してきた。

 だが今回の発売までの道のりは長かった。初回である2017年のビールは「全てが初めての試みだった」と製作過程など試行錯誤を繰り返してきた。第2弾では徐々に認知度も増えてきたなか、未成年の学生も在籍する大学の研究所で、ビールを扱うのはどうかというような意見が上がることも。しかし坂教授は「人や街とのつながりを学生たちが感じることに意義がある」と学びの面での必要性を訴え、取り組みを継続してきた。

思いが詰まった第3弾

 第3弾で使用された麦は一昨年に種をまき、厳しい環境下でも育つように強くする麦踏みを経て、昨年5月に収穫された。坂教授は「発売を待ち望む声も届くようになりました。このビールが地域に愛され、舞岡を代表するものになってくれたら嬉しいですね」と思いを語る。

 携わった学生の植野真衣さんは「ビール一つを作るのに、多くの作業と人が携わり、思いが詰まっているんだと感じました。完成した時は達成感でいっぱいでした。この商品が色んな人のもとに届くのが楽しみ」と笑顔で話した。 

 商品についてサンクトガーレンのウェブサイト等購入できる(【URL】https://www.sanktgallenbrewery.com/news/korunmutter.html)。単品販売(希望小売価格 税抜460円)に加え、第2弾「KORNMUTTER 豊穣のしるし」とのセット販売も。販売に関する問合せはサンクトガーレン有限会社へ【電話】046・224・2317。

第3弾のビール(右)と第2弾
第3弾のビール(右)と第2弾

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