ファミリーマート深谷中学校前店が、特殊詐欺を未然に防いだとして、戸塚警察署の小山晃伸署長から感謝状が贈呈された。同店では高額の電子マネーカードを購入しようとした高齢の男性客に声をかけ、警察に通報し詐欺を阻止した。普段から電子マネーカードを購入する人に対して声掛けを行っていた同店は、今回の通報が3回目で、初めての表彰となった。「コンビニはどこにでもあって、身近な存在。夜道で不安を感じたときなど困ったことがあればいつでも立ち寄ってほしい」と平野一隆店長。小山署長は「最近は高齢者だけでなく、若い人も特殊詐欺の被害に合うことが増えている。注意してほしい」と話す。
また、今年に入って同署管内の特殊詐欺阻止件数は12件(6月19日時点)となっており、引き続き地域の協力を求めている。
特殊詐欺に注意喚起県警は動画で呼びかけ
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、特別定額給付金の申請が始まった自治体も多い。神奈川県警察本部では、これに乗じた特殊詐欺への警戒を強めており、動画サイトで手口を発信するなど注意を呼び掛けている。
県内の特殊詐欺件数は6月19日時点(暫定値)で896件。その中でも戸塚警察署管内では31件となっているが、「キャッシュカードすり替え型」が昨年同日比で11件増加している。手口としては「安全性の高いキャッシュカードと取り換える」といった口実で暗証番号を電話で聞き出し、自宅に訪問したところで偽のカードとすり替えるというもの。同署では注意を呼び掛けている。
また今後予想される新型コロナに便乗した手口を紹介するため、県警では4月に動画サイトユーチューブで「特殊詐欺手口紹介動画 電話でキャッシュカードと言われたらそれはサギ〜新型コロナウイルス便乗編〜」(約4分間)を公開。「コロナウイルスの関係で助成金がでるが、カードが古くて振り込めない」と語り、家に来た犯人にカードを渡して暗証番号を伝える様子を再現した。
同署は「絶対にキャッシュカードは渡さない。暗証番号は教えない。録音機能のある電話にしたり留守番電話を設定することで防犯効果を発揮します。被害を一件でも減らせるよう防犯対策を講じてほしい」と話した。
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