【Web限定記事】SDGsを学べるトイレットペーパーを作成する 原田 怜歩(らむ)さん 公文国際学園高等部 2年
「課題の存在、まず知って」
〇…ジェンダー平等などを含む17の持続可能な開発目標(SDGs)の普及に取り組む。2月28日までインターネットを通して活動を発信し、資金を募るクラウドファンディングを実施。集まった資金はSDGsを学べる漫画が描かれたトイレットペーパーの作成費にあて、支援者に配る予定。「トイレは誰もが使う場所。これを多くの人に見てもらいたい」
〇…活動のきっかけとなったのは小学生のころ。親友からのカミングアウトと「トイレに困る」という言葉。「トイレは人が落ち着ける場所と考えていました。でも、自分が認識する性別と入るトイレが違う親友にとっては違いました」。そんな中、中学3年時の留学先で、入口で男女に振り分けられていない「ジェンダーフリートイレ」と出会う。「親友のためにこのトイレを日本に広めたい」と思いジェンダーやトイレの研究を始めた。
○…研究のため、一昨年から2度目の留学へ。しかし、コロナ流行のため早期に帰国。悔しい思いを教諭に相談したところ、ジェンダーやトイレの抱える課題がSDGsに精通することに気づき、教諭らとともに普及を試みる。今回の取り組みでは、開始1ヶ月で第1目標の40万円に到達。現在は第2目標の80万円に挑戦中だ。「日本はSDGsの認知度が低く、目標に向けた取り組みが多くはない。だから全ての年代の人が使うトイレで、その存在を知るきっかけになってほしいです」と真剣な表情。
○…負けず嫌いで好奇心旺盛な性格から小学生の頃は、ピアノやテニス、体操など合計20の習い事をこなした。高飛びで県大会優勝やスイカの早食い日本一の経験も。将来はたくさんの人と話すことができるアナウンサーを目指している。
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4月18日