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”石塀”の風化に絡む訪問営業会社にご用心 「大谷石の困りごとは地元石材店へ」 取材協力/株式会社石半
昭和の時代に石塀として数多く使われた「大谷石」。区内老舗石材店の(株)石半によると、風化が進んだ石塀がある住宅に訪問営業する業者による被害が、最近区内で見られているという。詳しい話を聞いた。
耐火性に優れ自然な風合いが日本人になじむため、戦後から昭和50年ごろにかけて石塀などの建材として広く使われてきた大谷石。20、30年が寿命のため、創業90年、市内石工事実績最多の石半では近年相談事を多く受けているという。そこで数年前からは風化が進んだ大谷石を取り換えることなく、補強・再生させる「石塀リフォーム」を始めた。
本紙でも紹介したところ、「すでに別業者から訪問営業を受けて依頼した方から、地元の業者からも確認の意味で見積もりを取りたいと連絡がありました。早速見積もりを提出したところ、それを見たお客様の顔が一瞬こわばりました」と縄嶋周治代表。「高かったですか?と尋ねたところ、『石半の方が安い、それも合計金額の桁が一つ違う』と言うのです。別会社の見積りはもっともらしい項目をたくさんつけていますが、施工する内容はほぼ同じでした」
本当にこの金額でできるのか念を押されたというが、同社で無事工事を完了させると「思った以上によくできている」と喜んでくれたという。「仕方ないとそのままそこに頼んでいたら、大変な損害だったのでは」と縄嶋代表は心配する。
石塀のリフォームなどは相場のようなものがわかりづらく、「崩れてけが人などを出してからでは遅い」と営業マンに言われるとつい頼んでしまいがちだ。縄嶋代表は「所在地が遠方の会社ではどんな会社なのかも確認しようがありません。相手の素性がはっきりと見える地元店にご相談されることをお勧めします」と話している。
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![]() 縄嶋周治代表
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2022年5月19日号
5月26日号