戸塚区・泉区 文化
公開日:2022.11.03
東俣野で「ツノゴマ」実る
つゆくさ自然観察会「魔除けとして活用を」
”悪魔の爪・ツノ”と呼ばれる珍しい植物「ツノゴマ」が実りの時季を迎えていると、10月に東俣野・つゆくさ自然観察会のメンバーから本紙に連絡があった。
今年1月、東俣野小児童の手により偶然見つかった米南部原産の一年生植物。同会では方々を探し回り84粒の種を入手。4月から栽培を開始し、夏ごろには花が咲き、種ができた。若い実は一本の鉤爪(かぎづめ)が見られるが、熟すと果皮が剥がれ、悪魔の爪と呼ばれるゆえんの約12cmほどの二本爪の核果に変身する。同会では現在も収穫を続け、魔除けとしても活用される同種を近隣施設や東俣野小学校などに配布し、「コロナ禍で地域を守ってくれる存在に」と願いを込めている。
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