戸塚区・泉区 人物風土記
公開日:2023.05.04
川上北小学校で開かれた新競技「スリークロス」大会を主催した、NPOの理事を務める
鈴木 優一さん
前田町在住 31歳
チューバのような存在に
○…川上北小学校で先月開かれた超小編成マーチングバンド「スリークロス」の関東大会。主催したNPO法人マーチング祭の理事として、会場選びや日程調整などに奔走した。「初めて会場を小学校の体育館にしたが、出演者と観客の距離が近く、予想以上の臨場感を生んだ。成功でした」と頬をゆるめる。
○…法人の役員はマーチングバンドで腕を鳴らしたつわものばかり。だからこそ、大きなスペースを必要とするマーチングと逆の発想の「スリークロス」を考案した。「コンパクトな会場で一人でダンスをしてもいいし、少人数の楽器編成もいい。選手に競技する場を提供することが目標」
○…マーチングに携わったのは中学1年生の時から。チューバに魅せられたことがきっかけ。「大砲みたいでカッコよくて」。しかし、当時は体が小柄だったため、トランぺット担当に。興味を失った時期もあったが、中2で念願のチューバを吹けることになり、一気にのめり込んでいく。高校進学後、熱はさらに深まるなか、祖父が本格的なチューバをプレゼントしてくれた。同時期に「動きを華麗に見せよう」と、クラシックバレエも開始。大学ではクラブチームに所属し、全国大会で優勝を重ねた。
○…官公庁に勤務しながら東戸塚商店会には発足時から加入。地域の活性化にも汗を流す。「チームでまちを元気にし、課題改善に取り組んでいます」。休日には妻と6カ月になった長女と過ごすことが「最高の時間」と目を細める。
○…チューバは楽団の中で一番低い音を奏でる。いわばチームの”縁の下の力持ち”だ。「私もそんな存在でありたい。演奏者、地域住民を下支えすることがエネルギーの源」。自ら得心しつつ語った。
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