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戸塚区・泉区 人物風土記

公開日:2023.10.26

食のコンサルタントして活動をする
松下 眞子さん
吉田町在住 45歳

食で人を幸せにできたら

 ○…糖尿病を患う人の食生活の見直しや、高麗人参サプリを活用した料理レシピの監修などのほか、戸塚町の団地でシニアを主な対象に緑茶の効能を紹介するセミナー講師を務めるなど、活動は幅広い。「人に欠くことができない『食』でみんなを幸せにできたら」。笑顔の中にキリッと引き締まった意志を見せる。

 ○…大学卒業後、管理栄養士の資格を取得。実父が院長を務める内科クリニックなどで糖尿病患者の食生活改善指導にあたった。この時期に結婚、出産、戸塚区への移住――など、人生のターニングポイントを迎える。「娘2人が幼少時は主婦業に専念。でもエネルギーがあり余っちゃって」。30代半ばで満を持して再起動。保険会社で特定保健指導員に就く。そして、数年前独立を決意。食の専門家としての道を歩み始める。

 ○…幼稚園のとき、実母が41歳で自死。「大好きでした。受け入れられなかったですね」と視線を落とす。小学校1年から3年生まで祖父母の家で過ごし、サツマイモの天ぷら、ポトフなど祖母の手料理に舌鼓を打つ。食を通した”人の温もり”に癒されていく。中学生の頃には「栄養士になろう」と決まっていた。自身が41歳になったとき「お母さん、同い年になったね。いつも応援してくれてありがとう。私、精一杯生き抜くよ」と改めて誓ったという。

 ○…夫と高1、中1の娘と暮らす。家族で食卓を囲むことが好き。いま、気になるのは「日本の子どもたちの食」だ。幼少時は身体の基礎を作る最重要な時期。安心できる空間で栄養が高いものを口にしてほしいと願う。「メンタルヘルスケアにもつながる、食生活の充実化にトータルで関わりたい」。弾むような人柄は周囲を明るくさせる力を持つ。

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