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戸塚区・泉区 意見広告

公開日:2023.11.23

県政報告 133
悪徳商法対策を強化せよ
神奈川県議会議員 北井宏昭

 近年、特殊詐欺による被害が注目されていますが、実は悪徳商法も大きな被害を生じさせています。その内容は、ネット通販や架空請求、訪問買い取りや訪問販売、屋根や給湯器の点検商法、簡単に稼ぐ副業サポートや投資詐欺など多岐にわたります。そこで私は議会で、悪徳商法対策の強化を提言しました。

特殊詐欺より甚大

 昨年度、県内の消費生活相談窓口への相談件数は約6万4千件。その契約・購入または請求金額の総額は3百億円弱。その中で窓口を通じ救済出来たのは、わずか8%強の約25憶円でした。同年度、県警の特殊詐欺の情報では、認知件数・約2千件、被害額・約44億円弱ですので、悪徳商法は件数で30倍、金額ベースで6倍以上の被害です。また、この手の事案は泣き寝入りも相当数あることが察せられるため、実際の被害はさらに拡大すると考えられます。

 県は、被害の未然防止のための広報を行うとともに、消費者ホットライン・188(いやや!)へ速やかな電話相談を呼び掛けていますが、その認知度は1割以下のため、188番の認知度を上げる取り組みを要望。

 また高齢者からの相談傾向を捉えた対策を求めたところ、県は「被害が多い貴金属等の押し買いや、虚偽の説明による詐欺的な点検商法は、商売と言うより犯罪とも言うべき問題」として「特殊詐欺対策を行う警察等と連携した広報啓発を強化する」と答えました。

 この消費者保護における被害当事者・対象者数はとても多く、大変な問題。県に対して重要課題と認識し、対策のための予算と人員の配置を拡大するよう訴えました。

北井宏昭

戸塚区戸塚町3870‐1

TEL:045-871-5454

http://www.kitai-hiroaki.jp

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