この春から戸塚消防署長に着任した 佐久間 栄吉さん 戸塚町在勤 58歳
戸塚に「安心安全」を
○…この春から戸塚消防署長に着任した。以前は戸塚駅を通勤に利用していたこともあり「戸塚は思い入れの深い町。町の様子は変わっても、人のあたたかさは変わらない」と語る。区内の安心安全を守るには署員185人のチームワークが大切だといい「誰もが意見を言い合える雰囲気づくりをしたい」と力をこめる。「署員が一丸となって区民を災害から守ります」
○…福島県出身。地元紙で消防隊員による人命救助活動の記事を読み「自分も誰かのためになれたら」と消防の道を志した。特別救助隊として阪神淡路大震災などさまざまな災害現場を経験し、「当たり前」の日常を守ることの大切さを痛感した。本部で現場の下支えする立場になっても「想定外があってはいけない」との強い思いから、常にあらゆる可能性を考え指揮をとってきた。
○…東日本大震災では、緊急消防援助隊として現地で福島第一原発の冷却作業を行った。道中、消防車を見た地元住民が祈るように手を合わせる姿を見て「ずっと地元に恩返しをしたいと思っていたが、それが今だと思った」と振り返る。宮城県では壮絶な現場のなかで人命救助にも携わった。「ショックを受けるよりも、目の前の人を何とか助けたいと必死だった」
○…「安心安全がモットー」。身体的な部分はもちろん、隊員全員が連携して救助活動を行うためには、署全体で何でも話し合うことができる「心理的な安全」をつくっていくことが大切だという。そのためにも「署長室に閉じこもらず、署員と積極的に関わりながら家族のような関係にしていきたい」。今後も署の内側から区民の安心と安全をつくりあげていく。
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