戸塚区・泉区 社会
公開日：2025.08.28
泉区歯科医師会
早期の治療で｢健康長寿を｣
９月から訪問健診事業
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事業の活用を呼びかける相庭会長
横浜市と横浜市歯科医師会は９月から、通院困難な在宅高齢者を対象に無料で訪問診療を行う「在宅要介護者訪問歯科健診事業」を開始する。
今年で９回目の事業で、対象は【1】市内在住で、【2】歯科健診に行くことができない75才以上、かつ【3】要介護３以上（要支援１〜２か要介護１〜２で医科の定期的な訪問診療を受けている人を含む）で、【4】現在、医療保険や介護保険で歯科に関する治療・管理を受けていない人。
泉区歯科医師会の相庭常人会長は「無料で歯科医師による虫歯、歯周病、口腔機能のチェック、歯科衛生士による歯みがきアドバイスが自宅で受けられます。在宅歯科医療連携室（【電話】０１２０・７４０・６４８）へお申し込みを」と呼びかけている。
｢フレイル｣に注意
医療や介護の分野では、身体が弱っている状態を指す「フレイル」の予防について注目されているが、「まだまだ啓発が必要な段階」という。健康な状態と介護が必要な状態の間とされる「フレイル」だが、「口腔の健康が低下するオーラルフレイルに気を付けることが大事」と指摘する。
具体的には「噛むと痛い」「食べづらい」といった症状で、放置すると全身の健康が低下することにもつながる。
同居家族が気づける場合もあるが、独居の高齢者などの場合は自覚しづらいこともあり、「定期的にかかりつけ医などで歯科健診を受けてもらえたら。年に１回でもよいので。ご家族や周りの方も勧めてもらえたら」と呼びかけている。
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