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戸塚区・泉区 人物風土記

公開日:2025.10.09

泉公会堂の新館長に就任した
竹渕 慶さん
和泉中央北在勤 52歳

自主事業で地域に「還元」

 ○…泉区の伝統芸能「横浜いずみ歌舞伎」の公演が毎年開催されるなど、区民によるさまざまな活動の練習・発表の場として親しまれている泉公会堂。高齢化により、習い事教室など公会堂利用の中心となる団体が縮小しているものの、9月のオープンデーでは幅広い世代の来場者でにぎわい、イベント参加に積極的な区民性を感じたという。「子育て世代の方にも多く来場いただいた。区民の皆様に施設の魅力を発信していきたい」

 ○…海老名市で育ち、中学では野球部に入部し、3年生で肩を痛めるまで熱中した。専門学校卒業後は都内で空調工事の仕事をしていたが、20代後半の頃、地元の海老名運動公園のグラウンドでプロ野球の試合を観戦したことが転機に。「自分も地元で開催するイベントに携わりたい」と思い立ち、同施設を管理していた相鉄企業(株)に転職を決めた。

 ○…数年後、同公園の自主事業の担当になると、小学生向けの野球教室を開催。「ベイスターズの選手たちから指導を受けた子どもたちが、野球に熱中する姿を見てうれしかった」。なかには野球教室の参加をきっかけに野球部に入った中学生もいるという。「その子が母校の後輩で、しかも学校として全国大会初出場までしていたので驚きました」と振り返る。

 ○…「公会堂はいつでも気軽に利用できる場だと区民に認知してもらう機会をつくりたい」。公会堂主催の自主事業もその一つといい、特に自身の経験から子どもたちの体験や将来を考えるきっかけとなる機会づくりを常に考える。そのためにも職員らが企画案などを気軽に出せるような雰囲気づくりを心がけているという。「今後も自主事業で地域のみなさんに価値ある体験を『還元』していければ」

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