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戸塚区・泉区 人物風土記

公開日:2026.01.08

50周年を迎えた中学硬式野球「横浜泉リトルシニア」の監督を務める
神崎 博さん
藤沢市在住 70歳

「ダメな子どもはいない」

 ○…深谷通信所跡地グラウンドを拠点に活動する中学硬式野球の横浜泉リトルシニア。50周年を迎えた同チームで20年以上監督を務めている。プロ野球にも選手を輩出している一方、「うちはまず、守備やバントが基本」と徹底してきた堅実さがチームカラーだ。野球を通じて多くの中学生と出会い、時に厳しく指導してきたが、「ダメな子どもはいない」と迷いなく口にする。

 ○…藤沢市の農家に生まれ育った。「巨人・大鵬・卵焼き」が人気を集めた当時、自身も長嶋に憧れた。「家にいると牛や豚の世話をさせられるから、田んぼで仲間たちと草野球やってたんだよ」。藤沢商業高校(現・藤沢翔陵高)に進むと、控えながら3年時には甲子園に。「江川、掛布の世代。あの年は広島商業が優勝したな」。昨日のことのように、場面を鮮明に思い出せる。

 ○…7人きょうだいで兄たちが肉屋、八百屋を営んでいたため、自身は「魚屋」に。Aコープ中田店など地元の店で経験を積んだ後、20代後半に「魚神」を開業。母校の近くだったこともあり、頼まれて練習を手伝うことも。「義父母が来た時に『あいつは働かないで野球やってんのか』って怒られちゃったよ」。2人の息子も野球を始めると、泉シニアに入団。一保護者だったがコーチを任され、その技術と日頃の言動から「勝てるチームを作ってほしい」との声を受け監督に就いた。

 ○…全国大会に7年連続で出場した時期もあり、過去には準優勝も。「勝てるチームは会社と同じで、まず組織がしっかりしている。勝てると保護者の協力もまた得やすくなる」。それゆえ、残る悲願は全国大会での優勝だ。「やっぱり強い相手に勝てた時のよろこびを子どもや親と分かち合うことが何より」

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