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栄区版 公開:2012年2月16日 エリアトップへ

ワイン醸造家・写真家として2月24日から「さくらラウンジ」で写真展を開く 齋藤 まゆさん 桂台西出身 31歳

公開:2012年2月16日

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無数の想い、ワインに込め

 ○…10年にわたる海外でのワイン醸造修行から昨年9月に帰国。「ワインを多くの人に知ってもらうきっかけになれば」と修行中に撮りためた膨大な写真の中から25点を厳選し、実家近くの「さくらラウンジ」で写真展を開くとともに、無料のワインセミナーを開催、その魅力を地域の人たちに伝える。「ワイン作りの色んなシーンを見てほしい」

 ○…大学時代、語学の授業でフランスを旅した際に体験したブドウの収穫に魅せられた。「私はこれがやりたい」とすぐさま周囲を説得。「日本で自分のワインを作ること」を目標に掲げ、大学を中退したものの、フランスのワイン作りは家族何代も続く世襲が多い。「バックグラウンドがない自分にできるか、経験が日本で役立つか、やっていけるか」不安も多かった。

 ○…国内の料理学校で学んだ後、選んだのはワイン醸造学科のあるアメリカの大学。「アメリカではワインが急激に発展した。何か理由があるだろうと思った」。4年間学び、同校のワイナリーで1年半。その日々をブログ「ブドウ畑の空に乾杯」に綴った。読者だった山梨県にあるシャトー酒折ワイナリーの社長からメールが届いたのは帰国直前。帰国後は同ワイナリーで世話になったが、やはり「フランスへ行きたい」という想いが募り、社長に懇願。取引先の中で一番おいしいと感じたフランスのワイナリーへ再び修行に出た。

 ○…再帰国後も同社長から歓迎を受け、現在は山梨県での生活を送っている。地元のブドウ農家や研究者らと勉強会を行い、来年にはその仲間たちとワイナリーを作る予定。目下奮闘中だ。「仲間とボトルを開け、会話をしながらあっという間にボトルが空く」そんな自然な存在のワインが理想。「日本においしいワインがあって、世界中から人が来てほしい。その中に自分のワインがあれば嬉しい」完成まで何年も要するワイン醸造は一日一日が勝負。夢の実現はもうすぐだ。
 

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