栄区体育協会の新会長に就任した 丸山 隆さん 飯島町在住 66歳
対等にして、面白く
○…スポーツを通じて区民の健康づくりに貢献することを目指し、現在20の専門部に330を超えるチーム・クラブが加盟する栄区体育協会。5月22日に新会長に就任した。所属の栄区野球協会でも会長を務める。「協会に所属する専門部の活動と、イベントなどの区民に対するものが活動の両輪」と話す。大会やスポーツフェスティバルなどで、区民にスポーツの場を提供している。
○…もともとは戸塚区の野球協会に所属していたが、分区に伴い栄区の野球協会へ。1991年からは体育協会の活動にも携わっている。これまで6年間副会長を務めていたが「会長と副会長は責任が違う」と気を引き締める。一方で「長年一緒にやってきた仲間と、気持ちよく、楽しくやっていきたい」と希望に満ちてもいる。
○…小学3年から野球をやってきた。出身の新潟県刈羽村では冬にスキーも経験したが、それ以外の季節は「野球が唯一の遊びだった。竹で作ったバットを使って庭で遊んでいた」と振り返る。自ずと野球が好きになり、中学では野球部へ。大人になってからは、新聞で読んだ野球に関する連載記事をきっかけに、審判に興味を持った。その翌年から自ら志願して戸塚区野球協会の審判部に。高校野球で審判を務めた経験もある。自身が審判をやるときは「攻撃側と守備側が対等になるようにすること」が大切で、そうすることで「より野球が面白くなる」と笑顔で語る。
○…60歳からは協会などの活動に専念している。「大好きな野球にずっと関わっていて幸せ。そういう選択をさせてくれた家族に感謝している」と、とても嬉しそうに話す。会長として「組織は人が重要。まず自らが相手に関心を持ち、人に関心をもってもらう。そうやって協力してくれる人を集めたい」。これからも野球を愛し続け、区民の健康のためにスポーツの魅力を広めていく。