神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
金沢区・磯子区版 公開:2011年10月27日 エリアトップへ

10月10日の山口国体少年男子共通5000m競歩で優勝した 松永 大介さん 横浜高校2年 16歳

公開:2011年10月27日

  • LINE
  • hatena

失敗バネにつかんだ栄光

 ○…国体という大舞台で、勝負は最後までもつれた。なだれ込むようにして2番目でゴール。優勝は惜しくも逃したかに見えた。ところが、トップで通過した選手が、膝が曲がったとして失格。繰り上がりで1位となった。「嬉しかったけど、せっかくならトップでゴールしたかった」と悔いる。しかし、1位でゴールしたインターハイでは自らが失格で涙をのんだだけに、喜びはひとしおだ。

 ○…小さな頃から走るのが大好き。中学では長距離を選んだ。競歩と出会ったのは、横浜高校陸上部に入った昨年のこと。沖縄インターハイで5位入賞した松井拓矢選手(現・順天堂大陸上部)の背中を見て、競歩を始めることを決めた。憧れの先輩からアドバイスを受けながらの練習。「競技を始めたころは、まさか全国に行くとは思っていませんでした」と振り返る。放課後はもちろん、早朝練習にも励む毎日は、最初は辛かったそう。「それでも、止めたいと思ったことは一度もないです」とまっすぐな目で語る。

 ○…「最後まで勝負がわからないのが面白いですね」。失格で順番が入れ替わることが多い競歩の醍醐味をこう表現する。だからこそ、長い距離をフォームを崩さず走り抜ける我慢強さが欠かせないのだという。今大会は、失格の憂き目を見たインターハイの失敗を教訓にして、フォーム重視で調整を進めた。「順位は二の次。焦らないで5000mを最後まで歩きぬく」―。その確固たる決意が、勝利の女神を引き寄せた。

 ○…自分の強みを問うと、「とくにないと思います」とぽつり。おごらずに競技に取り組む姿勢が垣間見える。今後の目標は、現在21分台の記録を20分台にもっていくこと。「来年の夏には、記録もきっちり出して全国制覇したい」と早くも来季への意気込みを語る。取材中もやさしい表情を見せる言葉少なな16歳。その表情とは裏腹に、貪欲に上を狙い続ける。
 

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6

齋藤 真美奈さん

4月1日付で金沢区長に就任した

齋藤 真美奈さん

西区在住 54歳

4月25日

中村 高久さん

磯子警察署の署長を務める

中村 高久さん

磯子区在勤 56歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

奈良 安剛さん

関東学院大学サッカー部の監督を務める

奈良 安剛さん

鎌倉市在住 41歳

4月4日

佐伯 隆道さん

金沢区佛教会の会長を務める

佐伯 隆道さん

金沢区富岡東在住 54歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表した

境 領太さん

磯子区在住 39歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook