段ボールを材料にした、手作りの人形劇を披露する「ダンボール劇団」が3月2日、東朝比奈の湘南八景自治会で公演を行った。演目は一世を風靡した「ひょっこりひょうたん島」。集まった45人の観客を前に、9人のメンバーが手製の人形を使い、個性豊かに演じた。
同劇団は、朝比奈小学校の市民図書の世話人有志が集まって、個別級の児童のために16年前に結成。以来、毎年演目を変えて小学生に披露し続けてきた。今回は、地域住民に対して公演する初めての舞台。「普段は子どもが観客なので、いままでで一番ドキドキした」とメンバーは振り返るが、会場は笑いや拍手に包まれ反応は上々だった。
母体となる朝比奈小の市民図書は来年度、30周年を迎える。同劇団のほかに、古本市やお手玉やけん玉などの昔遊びを児童に教えるなど、地域活動も活発に行ってきた。学校との信頼関係があるからこそ出来るという代表の石川裕子さんは、「合言葉は『子どもたちのため』。地道な活動を通して、もっと本が好きな子どもを増やしていきたい」と意欲を燃やしている。
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