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金沢区・磯子区

公開日:2012.06.14

土砂災害に備える
区がハザードマップを配布

 横浜市はこのほど、梅雨期の集中豪雨や台風などによる土砂災害に備えて「土砂災害ハザードマップ」を作成した。がけ崩れが発生した場合、被害が及ぶおそれのある土砂災害警戒区域を示し避難場所の位置や日頃の備えをまとめている。



 金沢区のハザードマップは南部と北部の2部構成。区役所や各地区センター、金沢文庫駅東口行政サービスコーナーで配布している。2地区に分けられているのは、市内では他に港北区だけ。「それだけ金沢区には警戒区域が多いということ。日頃から地域や家族内で避難経路を決めておくなど、マップを活用して非常時に備えてほしい」と区総務課は呼びかけている。



 警戒区域の指定を受けた大道中学校は昨年、生徒らを中心に通学路などの危険区域調査を実施。学校内の配布物で注意を呼びかけた。木田茂樹校長は「これから町内会と協力するなどして防災訓練を行っていきたい」との考えを示した。



 土砂災害警戒区域は土砂災害防止法に基づき、急傾斜地の崩壊(がけ崩れ)による被害のおそれがある区域を県が指定するもの。



 区内では今年度、15カ所の地域で急傾斜地の崩壊対策工事が行われる。8月下旬頃を目安に着工の予定で、釜利谷や朝比奈、大道などの地域が対象となっている。しかし公共工事では全国の急傾斜地の20%しかカバーできない。そこで人々の防災意識を高めるためにマップなどを作成し、工事と防災意識の啓蒙の両面から注意を促しているのが現状だ。

 

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