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昨年9月に創立した「NPO法人ランナーズサポート協会」の理事長 林 竜司さん 大道在住 29歳

公開:2014年4月24日

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走る楽しさつなぐ

 ○…関東学院大学1年で出場した箱根駅伝を最後に表舞台から姿を消した。選手生命を絶ったのは夏に負った右足首の捻挫。「ランナーが増える一方、怪我のリスクや対策は知られていない」。”楽しく走る”正しい知識を広めようと昨年、仲間とNPO法人ランナーズサポート協会を立ち上げた。

 ○…福岡県出身。帰宅部に憧れた中学生が、担任に体操着を着せられ、連れていかれたのが競走部。「やられたと思った」と笑う。全国常連校で試しに始めた長距離だが1年で駅伝メンバー入り。「勝てない相手に圧勝したかった」。次第に頭角を現し、高校3年で全国大会歴代3位(当時)をマーク。一方、プレッシャーに負け本番で振るわないエースの姿も見た。「自分を律せないとトップにいけない」。厳しさを求められる世界から逃げたいと思うたび、周りに引き止められてきた。

 ○…”気持ち”による敗北は自身も味わった。大学では捻挫が原因で本練習に参加できない日々。思うように走れなくなっていた。箱根駅伝1カ月前に1区を任されるも、練習で培うはずの自信がない。最下位でたすきをつないだ。「箱根を走りたいという気持ちが選手を支えている。精神的な自信がなければスタートラインに立てない」。2年次は練習に参加しないまま、翌年に部を去った。「あれ以来(母校の)箱根出場を願っていた」。3年前にふらりと現れたOBを監督は迎え入れた。学生に交ざって走り始めると”皆で走る”楽しさを知った。「喋って、景色を見て。走ることが好きだと初めて気づいた」。

 ○…「金沢区には景色の良い場所が多い」。発見がここにも。「多くの人に知ってほしい」と願う。NPOならば費用を抑え参加しやすくなると法人格を取得。月4回行うランニングイベントでは1時間かけて準備体操を行う。「やり方を間違えると怪我をする。走る楽しさを伝え、輪ができれば」。ランニングの喜びをつなぐため、走り出したばかり。

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