危険なアニサキス食中毒 魚介類は加熱調理を
寄生虫・アニサキスの食中毒に注意が必要だ。昨年、横浜市内で発生した食中毒(19件)で、最も多い6件の原因がアニサキスだった。
主に魚の内臓表面に寄生する2〜3cmほどのひも状の寄生虫で色は半透明。渦巻き状になっていることが多く、半透明の粘膜の袋に入っていることも。通常は排泄されるが、胃に留まると差し込むような腹痛、場合によっては嘔吐などの症状を引き起こす。生のサバやイカなどには注意が必要だ。加熱調理が最も効果的な予防法だが、内臓の早期除去や隠し包丁で虫を傷つける方法もある。
金沢福祉保健センターは「自分で釣った魚を調理して食中毒になる例も」と注意を呼びかけている。
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