横浜市立大学で10月2日、若手研究者の人材育成事業で受け入れていたアフガニスタン留学生3人の秋季卒業式が開かれた。
卒業生3人は、国際協力機構(JICA)などが実施する「地球規模課題対応国際科学技術協力事業」(SATREPS)や「未来への架け橋・中核人材育成プロジェクト」(PEACE)を活用し留学。2年にわたり、環境変動にも耐性のある在来のコムギ品種の能力を見出し、品種改良に生かす研究に取り組んできた。帰国後は、リーダーシップを発揮し祖国の復興に欠かせない食料の持続的安定生産を目指し活動することが期待される。3人を指導した同大学の木原生物学研究所の坂智広教授は「今は変わらなくても、明日は変えることができる。卒業生が日本とアフガン、国際社会の懸け橋になって時代を切り開くことを期待する」と話す。
式当日は来賓として駐日アフガニスタン大使のサイード・ムハンマド・アミーン・ファティミ氏が出席。「日本がしてくれたことはずっと忘れない」とコメントした。また同日は2人の新たな留学生の入学式も行われた。
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