横浜市高等学校演劇発表会の中央大会が10月24・25日に泉区民文化センター(泉区)で開かれ、金沢高校が最優秀賞を獲得した。「嬉しさよりも驚きの方が大きかった」と話すのは部長の小野内あさひさん(2年)。11月14日(土)・15日(日)、県立青少年センター(西区)で行われる神奈川県大会の出場権を勝ち取った。県内からは地区大会を勝ち進んだ13校が出場する。
金沢高校が演じたのは「日の丸水産〜ヒミコ、日野家を語る〜」。舞台は東北。主人公・光子が一冊の古文書を見つけたことからストーリーは展開していく。現代と明治時代が交錯し、昔の三陸大津波と東日本大震災がリンクする。「震災からもうすぐ5年。神奈川に住む私たちだから、やる意味があると思った」と元部長の宮澤真帆さん(3年)は話す。5月から稽古を始め、複数の発表会や文化祭などの舞台を経て、磨きをかけてきた。「特に文化祭以降、なぜかいきなりよくなった」と宮澤さん。アンケートの反応の良さに、自信と力をもらったという。
現在部員は7人。昨年は部員が少なく、一時は休部の危機もあった。「(出場も)ダメかなと思っていた」。そんな中、春に新入生3人と小野内さんが入部。3年生は引退せず、役者はもちろん照明、音響、大道具などの裏方として活躍している。小野内さんは「来年はもっと新入生に入って欲しい。そのためにも、いけるところまで頑張ります」と意気込んだ。
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