新年を迎える門松。大道にある米山庭苑(米山拓未代表)では、1年の幕開けにふさわしい門松をつくるべく、こだわりの手作業が続けられている。
「今ではあまり見られなくなった」と米山代表が話すのが「銑(せん)」という道具。竹を削り、断面をなめらかに見せる。「本来は桶屋の道具」。だが取り扱う店も少なくなってきたという。「刃物の産地、新潟の三条で頼んだのが10年ほど前」。それ以来、注文があれば一本一本丁寧に仕上げている。
魅力は柔らかな曲線。「既製品にはない、手にしか出せない独特のライン」と熱を込める。「一家の新春の希望がこめられている門松。1年を穏和に過ごせるよう柔らかくつくりたい」と話した。
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