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「救命の連携」に感謝状 乗客と駅関係者計7人に

社会

公開:2017年3月2日

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協力者に感謝状が贈られた
協力者に感謝状が贈られた

 電車内で心配停止状態になった小林孝志さんの命を連携して救ったとして、救急を手伝った乗客と駅関係者7人に2月24日、磯子消防署の増田豊署長から感謝状が贈られた。贈呈式に出席した小林さんは「意識が戻った時は病院だった。日が経つにつれ状況が分かり、皆さまに一言お礼が言いたかった。本当にありがとうございました」と目に涙をためながら感謝の言葉を述べた。増田署長は「助けを求めている方に手をさしのべるのは簡単のようで難しく、勇気のいること。みなさんの行動にあらためて感謝したい」と話した。

乗客らが協力

 小林さんがJR根岸線の車内で意識を失ったのは昨年12月28日の午後8時過ぎ。帰宅途中だった看護師の井澤りえさんは、たまたまその場に居合わせた。「(小林さんの)顔が土色で、脈も呼吸もなかった。すぐに心肺蘇生が必要だと思った」と当時の状況を話す。周囲の人の助けで小林さんを混雑していた車内から外に移し、胸骨圧迫を開始。ここでも駅職員と居合わせた乗客は、119番通報やAEDの搬送、心肺蘇生法の支援など見事な連携を見せた。

 「数日前に心肺蘇生法などの講習を受けていたことが役立った」と話すのは応急手当てを手伝った櫻井瑞恒さん。井澤さんは「自分一人では胸骨圧迫は2、3分が限界。一般の人が手伝ってくださらなければ、本当に無理だった」と振り返る。やがて届いたAEDで電気ショックを3回かけるとともに胸骨圧迫を繰り返した。その後、小林さんは救急車で病院に搬送される途中、意識が回復。現在は社会復帰も果たしている。

 感謝状の被贈呈者▽井澤りえさん(横浜市立大学附属病院)、高橋美沙さん(同)、櫻井瑞恒さん、杉村達雄さん、大井正二さん(駅職員)、森下聡さん(駅関係者)、連絡先不明者1人

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