地域で環境活動を積極的に行っている個人や団体、企業を表彰する横浜環境活動賞の受賞者全13者がこのほど決定した。このうち市民の部の実践賞に、金沢区釜利谷西で様々な里山保全活動を展開している「関ケ谷市民の森愛護会」が選ばれた。審査を行ったのは、学識経験者らで構成する審査委員会。表彰式は6月14日に開催する予定だ。
楽しんで活動を
近隣住民ら36人が所属する同愛護会の活動の拠点は、金沢区釜利谷西の関ケ谷市民の森。2・2haの起伏の富んだ敷地にスギ林や竹林、ほたるの里などが広がり、四季を通じて楽しめる。2013年には愛護会で5カ年計画を、15年には横浜市と協力し保全管理計画を策定。ほたるの復活や木工、園芸にも力を入れる。中でも、池や遊歩道を会員たちが手作りし07年に完成した「ほたるの里」への思い入れはひとしお。今では、ピークの6月20日前後に、約200頭のほたるが観測できるという。「下草刈りや植樹など森の手入れはもちろん、果樹園や炭焼き、シイタケ栽培、たけのこ堀りなど楽しめる活動もたくさんある」と会の魅力を話すのは上原隆一会長(72)。今年度は学校やシニアクラブなど地元との交流の輪を広げていきたい意向だ。
活動は毎月第1日曜日と第3土曜日の月2回。作業後には茶話会を開き、会員同士の親睦を図っている。「年を重ねてもこれだけ楽しくできることを知ってほしい。興味がある方はぜひ参加を」と話した。
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