金沢消防署に勤務する水野瑛(よう)さん(26)が南アフリカで4月22日に開幕する「世界ベンチプレス選手権大会」に出場する。
ベンチプレス競技は台に仰向けになってバーベルを上げ、3回の試技で最も重いウエイトを記録した選手が優勝となる。水野さんは1月の全日本選手権一般男子66kg級で自己ベストを記録し準優勝。世界選手権の同級代表に選ばれた。水野さんは「正真正銘の世界一を決める大会。嬉しかった」と出場を喜ぶ。
コンディションが鍵
ベンチプレス競技は「ギア」と呼ばれる専用シャツの身体への密着度が記録に影響するとされる。身体を締め付けるようなシャツの反発力を利用してバーを上げるため、体重減などでフィット感が緩むと、記録を数10kg落とすこともある。
海外試合は長時間移動による疲れなどが影響して普段より体重が落ちてしまうなど、国内のような体調で臨むのが難しい。水野さんは「ウエイトなどのコンディション調整が重要」と勝利へのポイントを話す。
66kg級には元世界王者のロシア人選手ら世界の強者5人がエントリーするが、水野さんの予選記録(232・5kg)は出場選手中2位の好記録。ピークを本番に合わせるように慎重に調整を重ねてきた。2015年に世界大会ジュニア(19歳〜23歳)で3位に入った水野さんは「優勝を狙う」と意気込みを語る。
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